ヒツジ皮膚由来の線維芽細胞は培養することにより、コラーゲン、エラスチンや成長因子を産生します。
そこで、このヒツジ線維芽細胞の順化食用や化粧品としての利用は限られています。種子から採取される油には、優れた抗酸化作用があります。
また、組織に浸潤しやすいという特徴があります。
脂質成分の他に、有機酸、ポリフェノールや精油が含有されています。いずれも少量であるという欠点がありました。
そこで、より大量の有用成分を含有するカルス培養を用いて新しい化粧品用エキスを開発しました。
また、カルスとダイズを発酵することにより、低分子化しました。防腐作用もあることから、化粧品原料として利用されやすい発酵エキスになりました。
なお、この細胞順化培養液には血清、抗生物質、防腐剤を含有していません。
ヒツジ線維芽細胞順化培養液は紫外線照射したヒト皮膚線維芽細胞の肌つや指数を減少させました。
肌つやに対する作用が期待されます。
ヒツジ線維芽細胞順化培養液は紫外線照射したヒト皮膚線維芽細胞の肌たるみ指数を減少させました。肌たるみに対する作用が期待されます。
ヒツジ線維芽細胞順化培養液は紫外線照射したヒト皮膚線維芽細胞を増殖させました。
その働きはFGFよりも優れていました。